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2000年03月21日
ATIは下記3つの事業メリットを獲得:
・ゲームコンソールなどのe-アプライアンス市場での地位を拡大
・エーサー、任天堂、松下などとの重要なビジネスを入手
・ハードウェアにアクセラレータ機能をもたせたT&Lを搭載した統合型PCグラフィックスを実現
3Dグラフィックス/ビデオアクセラレーションおよびマルチメディアソリューションで世界をリードしているATIテクノロジーズ (ATI Technologies Inc.、本社:カナダ・トロント市、トロント証券取引所 (ATY) およびナスダック (ATYT) で株式公開) はこのほど、カリフォルニア州パロアルトを本拠とする、PCおよびコンシューマーアプライアンス用高性能グラフィックスの開発で業界をリードしているArtX社を約4億米ドル (ATIの普通株およびオプションを充当) で吸収合併することにつき最終合意に達しました。
今回の吸収合併により、ATIはコンシューマーエレクトロニクスアプライアンス (即ちe-アプライアンス) 市場への参入を果たすとともに、ゲームコンソールなどコンシューマーデバイス向けの中核テクノロジーも所有することになります。ArtX社では、高性能PCならびにDVDプレーヤーやインターネット用端末機器などのe-アプライアンスを対象とする最先端のグラフィックスソリューションを設計・開発しております。また、任天堂の次世代ゲームコンソールProject Dolphin向けのグラフィックステクノロジーも提供しております。
(ATIテクノロジー、社長兼CEO、K.Y.ホーのコメント)
「今回の吸収合併により、PC業界およびコンシューマーエレクトロニクス業界の両方において、中核サプライヤーの座を確保するという当社の長期戦略計画の実現に弾みがつくことになります。また、当社の守備範囲の中にセットトップボックス、ゲームコンソール、ビデオ再生装置など、主要なe-アプライアンスのすべてが含まれることになります。」
製品ポートフォリオが補完されます
現在ArtX社では、コンシューマーグラフィックステクノロジーに加えて、システム論理 (North Bridge) 機能と同社の3Dグラフィックスアクセラレータとを連結した統合型PCチップセットも出荷しております。このPCチップセットは特許登録済みのUMAデザインに準拠しており、現在市販されているものの中では最も高性能の統合型製品として評価されております。さらに、3Dトランスフォーム&ライティング (T&L) 対応のハードウェアジオメトリー処理機能を備えたPCチップセットとしても業界初の製品であります。このArtX社製統合型PCチップセットは128ビットグラフィックスエンジン、高品質3D機能、1秒当たり12.5Mトライアングルのスループットなどの高度な機能を備えております。
(ArtX社、社長兼CEO、デイブ・オートン氏のコメント)
「ArtX社がコンシューマーアプライアンス業界で築いてきた最先端のグラフィックス技術と、ATIがPC業界で蓄積してきた販売、製造、供給に関するノウハウとを組み合わせることは、無敵のコンビの誕生を意味します。」
(任天堂、山内溥社長のコメント)
「業界で高い評価を得ている両社が合併することを歓迎いたします。この合併を強く支持するとともに、これまでどおり業界のリーダーとして定評のある両者のグラフィックス製品が生み出されることを期待しています。」
マネージメントチームの幅を広げます
今回の吸収合併の機会をとらえて、ATIではマネジメントチームの幅を広げるとともに、取締役会を強化いたします。手続き完了と同時に、ArtX社の共同創設者兼会長であるウェイ・イェン博士はATIの取締役会メンバーとなります。また、ArtX社の現社長兼CEOであるデイブ・オートン氏はATIが新たに設ける社長兼COOの役職に就任いたします。K.Y.ホーはこれまでどおりCEOを務めるとともに、新たに会長に就任いたします。
イェン博士の前歴は、シリコン・グラフィックス社 (以下、SGI) における製品・技術担当のシニアバイスプレジデント (SVP) で、同社が最も急速な成長をとげていた時期にすべての製品部門を統括する立場にありました。また、イェンは博士はSGIにおいて、ミップス・テクノロジーズ社をコンシューマーデバイス市場におけるトップ量産メーカーに育て上げ、SGI/ミップス・テクノロジーズ社の初代社長も務めております。ArtX社に加えて、イェン博士はナヴィオ・コミュニケーションズ社 (現在はリベレート・テクノロジーズ社の一部門)、ライブナレッジ・ドット・コム社およびルートフリー社についても共同創設者であります。さらにイェン博士はエーサーグループの取締役会メンバーも務めております。
一方、グラフィックス分野のベテランであるオートン氏は、同じくSGI社においてシニアバイスプレジデント (SVP) 兼ビジュアル・コンピューティングビジネス部門のゼネラルマネージャーを務め、ワークステーション/高性能グラフィックス事業を15億米ドル規模のビジネスに育て上げた実績を有しております。また、SGI社においてSVP兼スケーラブルシステム部門のゼネラルマネージャーの任期中、サーバービジネスを対前年比成長率35%超のペースで伸ばしております。さらに、SGIにおいてはReality Engine、Onyx Infinite Reality、Origin 200 および 2000サーバー、Performer、OpenGLなど、業界に先駆けた製品の開発、市場投入に当ってきました。オートン氏はSGI社に移籍する前は、ゼネラルエレクトリック社のグラフィックス部門ならびにベル研究所において、グラフィックスおよび半導体関係の業務を担当しております。
財務ハイライト
今回の吸収合併は約4週間以内に手続きが完了する予定でありますが、ハート-スコット-ロディノ法を含む通常の規制当局承認を必要とします。ATIはArtX社の流通普通株およびオプションのすべてを約4億米ドルで買収いたしますが、その支払いには、手続き完了時にATIの普通株2,460万株およびオプション800万株が充てられます。今回の吸収合併によりATIの一株当り利益については、2001年度において若干の増加が、また2002年度においては約10〜15%の増加が見込まれます。
当プレスリリースには、リスクと不確定要因を伴う将来予測が含まれております。実際の業績結果が将来予測に含まれる数値から大幅に異なる可能性があります。当社製品の属するマーケットの特徴として、急速な技術革新、業界標準の変化、新製品の発表が頻繁であること、競合会社の参入、厳しい価格競争を挙げることができます。当社が新製品の企画、開発、製造、マーケッティングないし既存製品の性能向上、従来どおりの価格・利益マージンの維持を成功裡に実行できない場合には、当社の業績に悪影響を与えることになります。実際の業績が将来予測に含まれる数値と大幅に異なる事態を引き起こす可能性のある諸要因に関するより詳細な情報は、当社が証券取引の監督庁に提出している書類に含まれております。
ArtXの概要
ArtX社はPCおよびコンシューマーアプライアンスマーケット向けの3Dおよびマルチメディアコンポーネントの設計・開発を行っており、その際、グラフィックス、ビデオおよびプロセッサインターフェイスをハードウェアおよびソフトウェアのコンポーネントに一体化する革新的な手法をもちいております。現在、ArtX社の看板製品となっているのはコンシューマー向けの、一体型North Bridge、3Dジオメトリー・トランスフォーメーションおよびレンダリングコンポーネントであります。同製品はマーケットにおいて最高速度、最高性能を誇っております。また、ArtX社は任天堂の次世代ホームビデオコンソールProject Dolphin用高性能チップのサプライヤーでもあります。ArtX社は松下電産およびエーサーグループとも取引があります。同社の所在地はパロアルトで、1997年に、いずれも高度なグラフィックス、ビデオおよびプロセッシング設計分野で定評のあるウェイ・イェン博士、ティム・ヴァン・フック、グレッグ・バックナーおよび業界のベテラングループによって設立されました。同社は現在、株式非公開としています。
今回の吸収合併に関する当社主催の電話会議の録音再生は米国東部標準時間午後1時頃に、(416)695-5800にコンタクトし、パスコード番号415359を入力すればお聴ききになれます
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